いのちのコラム~第7話~
小学四年生のかわいい友が、国語の教科書に記載されている詩を音読して教えてくれました。
そして、内容をコピーして私に渡してくれました。それは「生きる」という詩でした。
生きているということ
いま生きているということ
水色の空を見てうれしくなること
深緑の葉を見て幸せになること
夢がかかえきれなくなること
進む道がみえること
生きているということ
いま生きているということ
それは黒色 それは真夜中
それは雷 それは江戸川乱歩
昔の「きらい」が「好き」になること
進む道がわかること
生きているということ
いま生きているということ
からかわれてはらがたつこと
おこられてはずかしいこと
しっぱいをこうかいすること
むしをいやがること
くらいよみちをこわがること
じぶんがきらいになること
進む道が見えなくなること
生きているということ
いま生きているということ
絵をかくのに夢中になること
だれかの不幸を悲しめること
だれかの幸運をいのれること
いま いまがたのしいこと
道がみえなくなっても
あるくこと
日本の詩人 谷村俊太郎
私は、この詩を聴いて「生きる」私の生きるとはを考えさせられました。